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「FIM」の世界一分かりやすいフローチャート その9 【認知項目( 社会的交流)】編

「FIM」の世界一分かりやすいフローチャート その9 【認知項目( 社会的交流)】編

FIMの認知項目における「社会的交流」の項目です。

社会的交流とは、適切に他者と関わり合うことと、適切に集団へ参加することを指します。

フローチャート その9 【認知項目( 社会的交流)】

社会的交流の項目における自立とは、騒いだり怒り出したり暴力的な言動をしたりするなど他者に迷惑をかける、あるいは不快感を与えるような行動をとらず、集団にも引きこもらずに参加できている状態のことです。

逆に介助が必要な状況とは、迷惑をかけたり不快感を与えないように監視したり、抑制したりといったことが必要な状況を指し、さらに集団への参加に対して引きこもりが見られ、参加するために促しや配慮が必要な状況などが当てはまります。

  • 良い時もあるが怒り出してスタッフを困らせる頻度が1日に1回以上ある場合は「2点」
  • 暴言を吐くことがあるが、半分以上の機会は適切に接することができる場合は「3点」
  • 慣れないスタッフには最初は適切に振舞えないが、促しがなくても慣れれば適切に対応できる場合は時間のみかかるため「6点」
  • 集団で何かを行う時に言葉による激励が必要であったり、側についてあげたりする必要がある場合は「5点」
  • 部屋に引きこもり部屋から出ようとしない、食堂で食事をとることを激しい言動で拒否する場合は「1点」
  • 日中は協力的だが、夜間せん妄のため毎晩同室者が眠れない場合は「1点」

また、いびきなどの随意的にコントロール困難な事象は減点対象とはなりません。

挨拶をしない、性格的に内気で個人行動を好む場合なども、スタッフなど介助者側が迷惑を感じていなければ減点対象としない場合があるようです。

 

<参考資料>「FIM講習会資料」慶応義塾大学医学部リハビリテーション医学教室

☆講習会情報は以下のリンクから↓↓

FIM 機能的自立度評価法 | 慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室

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