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上田式12段階片麻痺機能検査をもっと簡単に!【パッと見でわかるフローチャート第②弾~手指編~】

上田式12段階片麻痺機能検査をもっと簡単に!【パッと見でわかるフローチャート第②弾~手指編~】

上田式12段階片麻痺機能検査をもっと簡単に使いたい人はご覧ください!

グレード判定を一瞬で出すためのフローチャートを作成しました。

上肢・下肢については別の記事で書いています。

今回は手指についてです!

脳卒中片麻痺の分離運動の評価方法として有名な「上田式12段階片麻痺機能検査」

評価法として使用している施設もまだ沢山あるかと思います。

しかし、この検査に抵抗感を感じている方も多いのではないでしょうか。

検査の種類が上下肢で11種類、手指で9種類と数多く、

その検査結果である「十分可能」「不十分」「不可能」の判定をもとにしてグレードの判定までしなければならないため、

手間がかかることから、面倒くさいと感じてしまうのも無理はないです。

そこで、私は簡単にグレード判定まで可能なフローチャートを作ってまとめてみました!

上肢・下肢のチャートについては以前記事にしましたので、

今回は「手指」についてです!

「上肢・下肢」のフローチャートはこちらをご覧ください。

上田式12段階片麻痺機能検査をもっと簡単に!【パッと見でわかるフローチャートつくりました~上肢・下肢編~】

 

<手指>

検査方法の詳細は正書をご確認下さい。

テストNo.③~⑦の欄の左ボックスにある『他の関節は3/4以上の範囲で保持が原則』というのは、

例えば「No.④他4指屈曲位での示指伸展」では、「示指伸展する際は、示指以外の他4指は健側ROMと比較して3/4ROM以上の屈曲角度を保持していなければいけない」

という意味です。

手指のフローチャートは上肢・下肢とは少し違います。

見てお分かりのように、テストNo.①・②の「集団屈曲・集団伸展」のレベルにある患者さんに関しての判定がかなり複雑になっています。

ですがこうまとめてみると、パッと見で少しは分かりやすくなりますね。

私自身、臨床においてはBrunnstromステージを使用する病院で勤務していますが、

上田式12段階は、BrunnstromやFugl-Meyer Assessmentなどよりも手指自体の分離運動機能について詳細に評価できるため、経時的変化も含めて評価には有用な印象を持っています。

是非このチャートを活用して臨床をアップデートしてみて下さい!

また脳卒中に関わる必読の良書をいくつかご紹介します。

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