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「アウトプット」が「知恵」を育み、「知恵」が「成果」を生む

「アウトプット」が「知恵」を育み、「知恵」が「成果」を生む

大学卒業の折、恩師の一人が卒業生に向けてこんなことを仰っていました。

「【知識】をつけるんじゃなくて、【知恵】をつけるようにしなさい」と。

勉強して「知識」としては理解していても、必要な場面になって思い出せず使えない、あるいは覚えていてもうまく使ったり説明できず、身になっていない「知識」など何の意味もなくて、得た「知識」を自分の中で何回も何回も反芻して、チャンスがあればその知識を結果が出る形で発揮できる場面を繰り返し経験することで、自分の言葉や行動として表現できるようになった時、言うなれば言語化できて初めて「知恵」となり、自分の教養となるのです。

「知恵」へと昇華させていく過程で重要であるのは、常にアウトプットを意識したり想定したりするということです。

英語などの語学学習でも、プログラミングでも、処世術でも、心理学でも、自己啓発的な情報でも、勉強したり、これはナルホドな~と思ったりしたことは、できれば自分の言葉で誰かに説明したり、それが難しければ、誰かに説明することを想定して呟いてみる。

そうすることで、生の情報を一度自分のフィルターを通してからアウトプットするため、自分なりの味付けで調理することで、自分の中にレシピが増えていくわけです。

自分の言葉で置き換えていく。これがとても大切です。

私が医療職なので、例えが医療職になってしまいますが、

医療現場で言えば、急変した患者がいた時に、あーしてこーして…と考えながら行動している内は、まだ「知識」を持っている段階です。

そうではなく、急変した時点で大声で人を集めて、気道を確保して…と、つまり頭で考えるよりも先に身体が動くくらいの速度でアウトプットが行える状態になったとき、それこそが「知恵」と考えます。

そのためには、常に目の前の状況が一瞬にして変化するかもしれない、もし仮に変化したとしたらこういう風に行動するんだ、という様に、常にアウトプットや状況の想定を意識し続ける努力が必要だと思います。

さらに勉強したり情報を取得したりする際に、これは「楽しい」とか「自分にとって有益だ」というように、感情を一緒に感じるようにすると、脳が感情のレッテルを情報に貼ります。

さらにそれがプラスの感情であれば、そのレッテルが貼られた情報が脳に残りやすくなるとも言われています。

常にアウトプットをするということは、慣れないととてもしんどいです。

ですが、それを繰り返していく内に、自然と自分の中のベースラインが上昇し、日常的になってきます。

言い換えると習慣になります。

そうなってしまえば、こっちのもんです。

「知恵」のためにアウトプットを習慣化しましょう!というお話でした。

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