The Rolling Stonesのギタリスト・ブライアンジョーンズ、NIRVANAのカートコバーン、ジミヘンドリクス、エイミーワインハウスなど、
誰もが知っている有名アーティストには実は共通点があります。
それは皆27歳という若さでこの世を去っているということ。
音楽雑誌などでは特にこれを『27 Club(クラブ)』と呼んでいます。
いくつか統計的検討もなされているようですが、 科学的根拠がなく、いわゆる「都市伝説」として語られています。
実際、関暁夫の「やりすぎ都市伝説」や都市伝説系YouTuberなどがもれなく紹介しています。
そしてこのオカルトなフェアリーテイルをさらに都市伝説に仕立て上げている要素に、旧約聖書のソロモン王が封じ、使役されたとされる『悪魔』の存在があります。
まず、『レメゲトン』という魔術書があります。それは悪魔の性質や使役する方法を記載しているものであり、5部構成からなります。その1つに『ゴエティア』、またの名を『ソロモンの小鍵』という書物があり、ソロモン王が封じ込め使役したとされる72体の悪魔の詳細が記述されています。これがご存知の「ソロモンの72支柱」です。
そして、その27番目の悪魔に「ロノウェ」という悪魔がいます。
発音しにくいこのロノウェですが、弁論・演説や言語、音に関する知識、友情など授けると言われています。
お気づきのようにどれをとってもミュージシャンには必要な性質・才能です。
悪魔の中でもとりわけ音楽家やミュージシャンとして必要な才能を授け・司る悪魔が、偶然にも27番目ということ。また、ロノウェは才能を授ける代わりに魂を奪うとされています。
このことから、数々の名のあったミュージシャン達が27歳で亡くなることが多かったことになぞらえて、『27クラブ』と呼ばれるようになりました。
上記しましたが、代表的なミュージシャンには、
・ブライアンジョーンズ
・ジミ・ヘンドリクス
・ジャニス・ジョプリン
・ジムモリソン
・カートコバーン
・エイミーワインハウス
などがいらっしゃいます。
ちなみに、尾崎豊は26歳、シドヴィシャスは21歳、ランディローズは25歳で亡くなっています。
私ごとですが、つい先日、28歳を迎えました。
ちょっとは27クラブを意識しましたが、まあ何事もなく27歳は終わりました。
ここで思いました。27という数字ばかり騒がれているが、じゃあ28番目の悪魔はどんな性質なんだ、と。
気になり調べてみました。
ソロモン72支柱における28番目の悪魔は『ベリト(Berith)』
この悪魔は、過去・現在・未来に関する知識と、黄金を作り出す力、尊厳に関する性質を持つとのことです。
過去・現在・未来を司るということは、人生における最高に良いポジションに立っている28歳とリンクする部分があります。
つまり過去を鑑みることもできるし、現在を謳歌することもできる、未来に思いを馳せて計画することもできる年齢である28歳においては、
ベリトさんは最も仲良くなっておきたい悪魔です。
それに加えて黄金や尊厳まで司っているなんて、言うまでもないです。
しかしながら、ベリトはかなりの嘘つきのようで、指輪を振りかざしながらでないと真実を話さないとも言われています。
指輪を引っ提げて契約するなんてまるで結婚みたいですね。
仮にベリトと契約するのが「結婚する」ことを指しているなら、ロノウェの契約満了後に魂をとられるのと同様に、ベリトとの契約後にも何か不幸なことが起こるのでしょうか。。。
29歳でご祝儀貧乏の第2波が来ると言っている先輩がいますが、これは、28歳あたりで結婚を迎えて(ベリトと契約して)1年後を目安に結婚式を挙げる人が多いことからでしょうか。
悪魔に頼らずとも自分の道は自分で切り拓く、そんな人生でありたいと思いながら筆を置く、28歳になった私でした。稚文乱文失礼致しました。